大東通商グループでは、欧州から中東・インド航路を中心に、最新鋭のオールステンレスケミカルタンカーを擁して、液体物資の輸送を行っています。その集荷拠点を欧州海運の中心地オランダ・ロッテルダムに置き、激しい海運業界の動きに対応するとともに、ワールドワイドに活躍するトレーダーのさまざまなご要望にお応えしています。
当社は、最新鋭ケミカルタンカーを運航しています。船のサイズは12,000DWT~20,000DWTサイズが中心、貨物タンクはすべてステンレス製で各タンクに独立ポンプ・ラインを有しています。
船名 | 竣工 | 載貨重量 トン(mt) |
全長 (m) |
幅 (m) |
満載喫 水線(m) |
船籍 | 船級 | 貨物タンク 容積(m³) |
貨物タンク | タンク 数 |
IMO | 建造 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIENTAL ACACIA | 11/2010 | 12332 | 124 | 19.6 | 8.37 | ケイマン 諸島 |
NK | 13084 | ステンレス | 18 | Ⅱ&Ⅲ | 新来島どっく |
ORIENTAL MARGUERITE | 01/2008 | 14367 | 134 | 20.5 | 8.813 | パナマ | NK | 16563 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 浅川造船 |
ORIENTAL SAKURA | 02/2015 | 16090 | 134 | 21.6 | 9.10 | パナマ | NK | 17206 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 浅川造船 |
ORIENTAL JASMINE | 07/2015 | 16064 | 134 | 21.6 | 9.10 | パナマ | NK | 17211 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 浅川造船 |
ORIENTAL COSMOS | 08/2019 | 16297 | 142 | 22 | 9.10 | パナマ | NK | 17538 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 臼杵造船 |
ORIENTAL VIOLA | 01/2020 | 16293 | 142 | 22 | 9.10 | パナマ | NK | 17536 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 臼杵造船 |
ORIENTAL DAPHNE | 05/2020 | 16266 | 137 | 22 | 9.17 | パナマ | NK | 17260 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 福岡造船 |
ORIENTAL TULIP | 09/2020 | 16267 | 137 | 22 | 9.17 | パナマ | NK | 17260 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 福岡造船 |
ORIENTAL HIBISCUS | 09/2021 | 16223 | 137 | 22 | 9.17 | パナマ | NK | 17613 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 福岡造船 |
ORIENTAL GERBERA | 04/2022 | 16278 | 142 | 22 | 9.10 | パナマ | NK | 17504 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 臼杵造船 |
ORIENTAL IXIA | 04/2023 | 16278 | 142 | 22 | 9.10 | パナマ | NK | 17504 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 臼杵造船 |
SHAMROCK MERCURY | 10/2010 | 19998 | 145 | 23.7 | 9.715 | パナマ | NK | 22203 | ステンレス | 20 | Ⅱ&Ⅲ | 臼杵造船 |
主要航路は欧州と中東・インドを結ぶ往復ルート。同ルートにおいてはパイオニア的存在として25年以上の歴史があり、荷主様から非常に高い評価を得ています。また不定期な航路として、欧州とアジア、欧州と北米・南米を結ぶルートなどに配船しています。
1992年に世界の海運業界の中心的な地位にあるオランダ・ロッテルダムにオペレーション拠点となる会社「SERROMAH SHIPPING B.V.」を設立し、ケミカルタンカーの集荷業務を行っています。また、陸上キャプテンを配置し、海上と陸上の連携を強化。徹底した安全管理のもと、お客様の貨物の安全確実な輸送に努めています。
In-House Training
On-Board Training
船舶管理業務は、大東通商グループの「ニューシッピング株式会社」が担っています。また、大東通商社内にも管理グループを設置し、安全運航に万全を期しています。管理会社の工務監督による全船の定期点検はもちろん、定期的に安全会議を開くなど、つねに安全と品質向上、環境保全に努めています。さらに、安全運航に欠かせない船員のスキルアップにも取り組んでおり、In-House Trainingの実施や、海務監督によるOn-Board Trainingも定期的に行っています。
船舶の安全運航に必要な国際規則を遵守することはもちろんのこと、荷主や傭船者の求める様々な基準に適合するよう、ハード・ソフト両面で最先端の環境保全への取り組みと、安全・品質管理を目指しています。
万が一、衝突や座礁事故を起こしたときには貨物の燃料が海上に流出し、重大な海洋汚染を引き起こす可能性があります。大東通商では、初のケミカルタンカー建造時(1989年)からいち早くダブルハル化(船体を二重船殻構造として海難事故発生時にも貨物槽が損傷を受けづらい構造)を採用し、常に全船ダブルハルの船体を維持しています。
当社のケミカルタンカーは、船尾に特殊なフィン(フレンドフィン)を取付け、推進効率を高めることで省エネ運転が可能となり、CO2、NOX、SOXを削減し、環境負担を軽減しています。また、MARPOL条約に則り、低硫黄分の燃料を使用しています。
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フレンドフィン