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沿革

戦災、大火からの復興


明石商工会館は、戦災により甚大な被害を受けた明石市の復興のシンボルとして、昭和26年9月に竣工した商業複合ビルです。

終戦後の昭和24年、明石市は行政並びに 市民の熱意と努力により、めざましい復興をとげつつありました。

しかし同年2月に、明石駅前の商店街に大火が発生し多くの店舗が焼失し、また、同時期に行われた都市計画による道路の拡幅などの再開発で、古い建物の立ち 退き・解体が重なり、商業、店舗用スペースの不足が極度に達するなど、市民の集会の場所もなく大変不便な状況にありました。

そういった背景の中、商工会議所をはじめとする市民の発案により当会館の計画が立案され、明石市出身の当時大洋漁業株式会社の社長であった中部兼市氏の絶大な支援により、当会館の建設が現実のものとなりました。

昭和25年6月28日、当会館の竣工に先立って株式会社明石商工会館が設立されました。

商工会館屋上に建立されている中部謙市像 建設中の明石商工会館 完成当時の明石商工会館 拡幅された国道2号線(昭和51年頃) 現在の明石商工会館(平成25年)



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